年賀状製作過程など [ART]
さて、今年で31作目になる髭旅おじさんがモデルの年賀状ですが、今回は上半身のみの絵を
(お腹上からの上半身ですが・・・)、訪問先から選んだ写真に充てることにました。
毎回「全身」でしたが、写真の上に立っているようで、方向的な違和感を感じていましたので、
ちょっと変えてみようと思っただけです(^灬^
毎年の年賀状は、こちら(↓↓)の四虎旅行記に載せています(カラーになってからの分だけですが・・・)
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10030268/
年賀状モデルの髭オヤジの顔は、本来こんな顔なのですが、いつもは、普段絵を描かない
状態で取りかかるもので、勘が戻らずバランスが悪くなっていました(なんや、そうなんかい)。
今回は、帰国後にキャラクターの絵を模索しながら描いていたので、手が馴染んでいたおかげで、
漫画を描いていた時代の勘が戻って来ていました。
紙の上で鉛筆描きする時は、かなり思った通りに線が進みますが、今回からは、やはり昨年買った
ペンタブレット(以下「ペンタブ」)を活用して、色付け作業の効率を上げたいと思いました。
いつもは、ペン入れ完了した紙の絵をスキャナして、白部分を抜いて透明化する訳ですが、
その際に、絵のV字部分に残った白色が完全に抜けません。線自体の濃さによっては、
線自体に白が付着していたり、必要な線が消えたりもします。
従って、今年からはペンタブとの連係作業で、鉛筆書きの下書きのままスキャナーして、
その上にレイヤーを積み重ねて、ペン書きと同じ仕上げをする事にしました。
正当に作業するなら、ペンタブで下書きをすれば良いのですが、なかなか慣れない点が有り、
線の方向によっては、手がぶれたりびびったりして、線自体が死んでしまうんです。
紙なら気軽に原稿を回して描けます。
では、先ずは鉛筆書きのままの下書きをスキャナーで取り込みます。
明るさとコントラストを少し上げ、線を濃いめにして、背景の紙上にあるノイズを軽減して、
紙の色の白い部分を強めにしています。プラス、彩度を-100にしてカラーを抜きます。
次にペン入れ開始。
ペンタブで下書きをなぞりますが、これがきつい
購入する前は、直ぐに慣れるだろうと思っていましたが、意外と簡単では無かったりします。
未だに、意外とペンのタッチがピンと来ませんが、ただ、仕上がりは手書き以上なので、
結構満足しています
ペン入れ完了
下絵とちょっと違ったりしていますね。
特にお腹のラインが違っていますが、それは、下書きをしたのが2週間前なので、
それから今日までの忘年会やら何やらの暴飲暴食が祟ったようです・・・( ´艸`)
実際のペン入れとと違い、描いたものに違和感があれば直ぐに手直しが出来るし、
下絵の悪い部分も直ぐに変更可能なのが便利です。
下書きのレイヤーを外します。
実際に色付けに使う為の「外形線」になるので、レイヤーの最上部に配置します。
レオナルド・ダ・ヴィンチが否定した、実像には無い「ワク」ですね
さて色付けです。
絵の状態にもよりますが、レイヤーが40~60枚ほどになります。
同じ色部分であっても、影などは少し色合いが濃くなるので、別レイヤーに塗っていますし、
色の違う場所毎に単独でレイヤーを立てています。
別項目のレイヤーに、別の違った色を塗らないよう、結構注意が必要な工程です。
衣装など、硬質では無い部分にテクスチャをかけます。
帽子,マフラー,服など、布地部分全てに、それぞれに応じたテクスチャを充てています。
その画像を、背景色のレイヤーを消した上で、「表示レイヤーを結合」します。
ここでの注意点は、画サイズ変更などをしたい場合、必ずレイヤーを結合した上で行いましょう。
レイヤーが多層のままでサイズを変えてしまうと、レイヤー効果などの強さや深みなどが変わってしまいます。
余談ですが、元画像との相違が一番の問題になりますので、背景画が白で良い場合は、
一旦「JPG」にしてから縮小を行えば、縮小による部分変化が最小限に抑えられます
大きめの画像はこちら
オマケで、以前も載せた年がありましたが、カラー版の外形線無しの状態も。
GIF
JPG
影をもっと複数段階に付ければ、今のCGアニメの仕上がりと同じですね。
で、出来上がった絵を背景画像に載せると、、、
レイヤーが透明なので、コピペした画像は背景画の上で自由に操作できます。
おじさん画像は容量が大きいのですが(PSD状態で400pixで30M前後)、背景画の上でも縮小できます。
厳密に言えば、レイヤーを結合した段階で、背景画の範囲に収まるように縮小してから持って来ると、
更に原画に忠実なクオリティになります。
後は文字などを打ち込んで、気に入った場所に配置します。
来年用の年賀状の様子ですが、世間では「御祝い言葉」が敬遠されているとの事ですので、
こまも、みんなが進んで気持ちよくがんばれる事を願った言葉にしました。
大きめの画像はこちら
さて、現在印刷中なのですが、まだ宛名書きが待っています・・・
(宛名書きだけは手で書くようにしています)
(お腹上からの上半身ですが・・・)、訪問先から選んだ写真に充てることにました。
毎回「全身」でしたが、写真の上に立っているようで、方向的な違和感を感じていましたので、
ちょっと変えてみようと思っただけです(^灬^
毎年の年賀状は、こちら(↓↓)の四虎旅行記に載せています(カラーになってからの分だけですが・・・)
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10030268/
年賀状モデルの髭オヤジの顔は、本来こんな顔なのですが、いつもは、普段絵を描かない
状態で取りかかるもので、勘が戻らずバランスが悪くなっていました(なんや、そうなんかい)。
今回は、帰国後にキャラクターの絵を模索しながら描いていたので、手が馴染んでいたおかげで、
漫画を描いていた時代の勘が戻って来ていました。
紙の上で鉛筆描きする時は、かなり思った通りに線が進みますが、今回からは、やはり昨年買った
ペンタブレット(以下「ペンタブ」)を活用して、色付け作業の効率を上げたいと思いました。
いつもは、ペン入れ完了した紙の絵をスキャナして、白部分を抜いて透明化する訳ですが、
その際に、絵のV字部分に残った白色が完全に抜けません。線自体の濃さによっては、
線自体に白が付着していたり、必要な線が消えたりもします。
従って、今年からはペンタブとの連係作業で、鉛筆書きの下書きのままスキャナーして、
その上にレイヤーを積み重ねて、ペン書きと同じ仕上げをする事にしました。
正当に作業するなら、ペンタブで下書きをすれば良いのですが、なかなか慣れない点が有り、
線の方向によっては、手がぶれたりびびったりして、線自体が死んでしまうんです。
紙なら気軽に原稿を回して描けます。
では、先ずは鉛筆書きのままの下書きをスキャナーで取り込みます。
明るさとコントラストを少し上げ、線を濃いめにして、背景の紙上にあるノイズを軽減して、
紙の色の白い部分を強めにしています。プラス、彩度を-100にしてカラーを抜きます。
次にペン入れ開始。
ペンタブで下書きをなぞりますが、これがきつい
購入する前は、直ぐに慣れるだろうと思っていましたが、意外と簡単では無かったりします。
未だに、意外とペンのタッチがピンと来ませんが、ただ、仕上がりは手書き以上なので、
結構満足しています
ペン入れ完了
下絵とちょっと違ったりしていますね。
特にお腹のラインが違っていますが、それは、下書きをしたのが2週間前なので、
それから今日までの忘年会やら何やらの暴飲暴食が祟ったようです・・・( ´艸`)
実際のペン入れとと違い、描いたものに違和感があれば直ぐに手直しが出来るし、
下絵の悪い部分も直ぐに変更可能なのが便利です。
下書きのレイヤーを外します。
実際に色付けに使う為の「外形線」になるので、レイヤーの最上部に配置します。
レオナルド・ダ・ヴィンチが否定した、実像には無い「ワク」ですね
さて色付けです。
絵の状態にもよりますが、レイヤーが40~60枚ほどになります。
同じ色部分であっても、影などは少し色合いが濃くなるので、別レイヤーに塗っていますし、
色の違う場所毎に単独でレイヤーを立てています。
別項目のレイヤーに、別の違った色を塗らないよう、結構注意が必要な工程です。
衣装など、硬質では無い部分にテクスチャをかけます。
帽子,マフラー,服など、布地部分全てに、それぞれに応じたテクスチャを充てています。
その画像を、背景色のレイヤーを消した上で、「表示レイヤーを結合」します。
ここでの注意点は、画サイズ変更などをしたい場合、必ずレイヤーを結合した上で行いましょう。
レイヤーが多層のままでサイズを変えてしまうと、レイヤー効果などの強さや深みなどが変わってしまいます。
余談ですが、元画像との相違が一番の問題になりますので、背景画が白で良い場合は、
一旦「JPG」にしてから縮小を行えば、縮小による部分変化が最小限に抑えられます
大きめの画像はこちら
オマケで、以前も載せた年がありましたが、カラー版の外形線無しの状態も。
GIF
JPG
影をもっと複数段階に付ければ、今のCGアニメの仕上がりと同じですね。
で、出来上がった絵を背景画像に載せると、、、
レイヤーが透明なので、コピペした画像は背景画の上で自由に操作できます。
おじさん画像は容量が大きいのですが(PSD状態で400pixで30M前後)、背景画の上でも縮小できます。
厳密に言えば、レイヤーを結合した段階で、背景画の範囲に収まるように縮小してから持って来ると、
更に原画に忠実なクオリティになります。
後は文字などを打ち込んで、気に入った場所に配置します。
来年用の年賀状の様子ですが、世間では「御祝い言葉」が敬遠されているとの事ですので、
こまも、みんなが進んで気持ちよくがんばれる事を願った言葉にしました。
大きめの画像はこちら
さて、現在印刷中なのですが、まだ宛名書きが待っています・・・
(宛名書きだけは手で書くようにしています)
力作ですね。
私は回文作りに2~3か月を要しますが、後は一気呵成です。
by nikkin (2011-12-28 18:05)
こまぴょんの年賀状、オリジナルでいいなぁ[わはっ]
プロの味や~。
ただいま山東省東平で年賀状プリントしています。
30日に上海に移動して元旦に京都に帰ります。
分かっていることだけど、じぇんじぇん間にあわんぞー[たらー]
なんだかんだあったけれど今年もなんとか乗り切りそうです。
来年は明るい年になりますように[にこっ]
by りっちゃん (2011-12-28 18:13)
>nikkinさん。
回文ですか[わおっ]
閃いた瞬間は、その時間も報われそうですね[えーっ]
作画も時間を費やすのですが、パソコンで作業するので、知らず知らずのうちに
長時間作業になるのが欠点です。
仕事でPCをしていたツケで、右手首の腱鞘炎がひどく、今は肘まで来ていますから、
沢山描けないのが残念です。最近は、無縁と思っていた「ドライアイ」までもが・・・[わーん]
by こまちゃん (2011-12-29 01:31)
>りっちゃんさん。
寒い所からどうもです[えーっ]
部屋の「暖気炉」の感想はどないですか?
一般家庭だと、暖気が有る時期は、上海以南より住みやすいのでは?
とはいえ、東北の冬は北京の比じゃないので、充分注意してくだしゃい。
乾燥肌には充分ご注意を[わおっ][えーっ]
30日前後に出すより、正月に出した方が早く着くみたいよ。
それを知ってからは、年末遅れたら慌てず、以前CMにもあったように正月年賀です[ぴーっ]
by こまちゃん (2011-12-29 01:40)