家の処分、上海最後の一日~引越荷物編 [上海生活]
7月19日。
今日は最後の一日です。
とうとうこの日がやって来ました。
やって来るまでは、もうやって来ないんじゃないかと思った事もありました。
でも、やっぱりやって来るんですね。
部屋を明け渡したら、午後は友人宅で時間を潰し、夜のD次寝台動車組(新幹線)で北京へ旅立ちます。
先ずは午前中に、老宋へ譲り渡す家財道具の運び出しから始まりますが、その後で、
買い手に部屋を明け渡したら、その時点からここは余所の町になってしまいます。
これまでなら、当たり前のようにしてきた色々な事が、この日を境に出来なくなるんですね。
馴染みの市場(スーパー)、馴染みの散髪屋、そして馴染みの腹出し・・・(*o☆)\バキッ!
(そんなモン、北京でも見られるわい!ムード壊しおってからに!)
一つ一つが余所の世界になって行くんですね。。。
朝目覚めると、爺ぃは相変わらずグーグー寝ていますが、老宋はやっぱり裏でごそごそやっておりました。
ホテルに泊まった老劉ご夫婦が、朝からやって来るので、朝食に「ファミマのおにぎり」を買ってくる事に
しました。
馴染みの石橋からの風景・・・at Last
石橋を渡ると直ぐにあるのが聞喜路。
この聞喜路は、ここから西へ延びる短い道です。
その先に道がない場合は、標識上で「赤丸」にて表示されます。一目瞭然ですね。
上海市の道路標識を、全部このタイプに交換中なのです。
万博効果です。
(浦東や遠く以外は、殆ど交換完了しています)
さて、隣の臨汾小区前です。
トラックの西瓜売り。
白昼堂々、すっぽんぽんで、立派なおなかを見せびらかしております。
「白昼堂々」なんて書くと、なんかとんでもない事してるような感じを受けちゃいますが、
中国では当たり前で、夏になったら、男はそこら中ですっぽんぽんです。
全国共通です。
おばちゃんもおねえちゃんも、な~んの疑問も感じていません。
そう、これが日常の風景なので、疑問に思うとか思わない以前の感覚なんです。
これを習慣というのですね~。
歩いて行くと時間が勿体ないので、三輪バイクを探します。
犬の散歩は、今や社会問題。
街中どこでも見かけます。そして未処理の糞も多いですよね。
自分のゴミも片付けられない、いや、気軽に捨ててしまうような民族には、ペットを飼う資格などあるとは
思えませんが、みんなが同じ考えなので、それに気付くはずがありませんね。。。習慣・・・ですし。
三輪バイクに乗っかって、臨汾路のファミマへ向かいます。
老劉夫婦、老宋、爺ぃとこまの5人なので、おにぎり10個とタマゴスープを買って帰りました。
昨日もおにぎりとスープを買ったけど、おにぎりは毎日補充されますが、スープは昨日こまが買っちゃった
残りの3つしかなかったので、一つは味噌汁にしました。
(流石ファミマ、味噌汁もあるんですね~)
中国の朝は、こうした人が街中を掃除しています。
退職者などから、この仕事を希望する人を募ります。
さて、食事もそこそこに、老劉の機転で、荷物を空き地に出しておく事にしました。
最初はタクシー会社の2トン車を2台頼んでいましたが、どう考えても乗りそうに有りません。
近所の人や守衛さん達も、乗らないよ~と騒ぎます。
すると、守衛さんの一人が、「4トン車を知ってるよ!」と言ってくれて、早速値段を調べてくれました。
「300元で南の奥の家まで!」
これは安いかも知れません。
タクシー会社のトラックは、老宋の家までだと150元前後、2台で300元・・・と言う感じなので、
似たような金額です。そうなると、タクシー会社の方は2台に別れて面倒そうなことと、荷物の積み
降ろしは「ノータッチ」ですから、同じ価格なら、積み卸しを手伝ってくれるという4トンの方に決めました。
早速タクシー会社に連絡して断って、その4トンを頼みました。
やっぱり正解です。
積み込みは、こまも荷台に登って手伝いましたが、大きな荷台で置き方も自由度があるので、
こちらで大正解だったと思います。
荷物を積み込み、老宋がトラックに乗って家に向かう時間です。
エエ年したおっさんに、「かわいい」と言う形容が当てはまるかどうか疑問だけど、
このおやじはかわいいです。
爺ぃになじられてもニコニコ。ちょこちょこと懸命に片付けしている姿や、休憩の時、
すっぽんぽんで座っている恰好が妙に微笑ましいんです。
で、最後の最後、全て積み終わって、積み残しがないかどうかの確認で部屋に入ると、
老宋も入ってきて、こまにお金を渡そうとします。。。
こま:「你,干什幺你!?」
老宋:「こんな少ししか出せないけど、良い物沢山貰ってそのままさいならじゃ、男が廃るわい!」
こま:「もぅ~!何言ってるの!?持って行けない物を友達が貰ってくれたら、そんな嬉しいことないじゃん!」
老宋:「でも、普通の数じゃないし・・・真不好意思じゃし・・・」
こま:「いつかこまたちが上海に来て、老宋の家に行った時、見覚えのある家具なんかがあったら嬉しいし…」
老宋:「でも、、、わしの気が済まないんじゃよ!」
こま:「友達の心意気が判らないの~?以后不要做朋友幺?」
老宋:「中国男子漢應該做這様・・・(中国人の男はこういう習慣じゃし・・・」
こま:「(咄嗟に老宋の股座を鷲掴みにして)お金渡すんなら、これちょん切っちゃうから!」
漸く納得して貰って、手に持っていたお金を無理矢理彼のポケットに戻させました。(^^
意外に頑固なんですね。
気持ちだけ戴いておきますね~!
車が出るまで、老宋は落ち着かない様子でモジモジしていました。
「没関係!你用這些,東西都是活的!給了別人不見東西就死的嗎~!」
と言って、軽く抱擁してから、車に乗って貰いました。
良い友達がいっぱいで、嬉しくなっちゃいます。
(尚、写真に爺ぃが写っていませんが、小荷物を出しに郵便局へ出かけていますので居ません。)
老宋を送り出したあと、買い手の小魏が来ました。
売り手と買い手の引き継ぎです。
彼も、新疆へ兵団に借り出された両親の都合で、アクスで生活していた上海人です。
でも、「新疆」と言うキーワードは、それだけで彼らを親友にしてしまう程、
過酷な生活を強いられていた時期だったんですね。
爺ぃは兵団では有りませんが、漢族が新疆にいると、それだけで他の省とは違った苦労があるのです。
そうこうしているウチに、小陳夫婦が来て呉れました。
これからの予定ですが、先ず、こま達の北京行きの荷物を、上海駅の一時預かりに持って行き、
老劉に引き取って貰う荷物と一緒に、老劉の家に遊びに行きます。
(老宋は居なくなりましたが、閘北公園口の茶館「宋園」が有りました!)
彼の車は7人乗りのステーションワゴンですが、老劉のとこま達のとで荷物が沢山あるので、
タクシーを足して2台にしました。こまと爺ぃが、北京への荷物を持って先導します。
みんなと駅で落ち合って、小黄の運転で老劉の家へと向かいます。
(万博準備で、北京のOL準備と同じような「ごまかし」作業が盛んです。これは高架道の橋げたと
腹ですが、ペンキをベタベタ塗っているので、街中が塗料の臭いでたまった物じゃありませんでした)
高架道路を写真で見ると、できたてのホヤホヤって感じですね。
家の手続きで、散々出かけた「天目西路」周辺が見えています。
「凱旋門」のようなのが見えていますが、文字通り「凱旋大厦」で、保険用品を取り扱う問屋です。
そろそろ上海駅です。
このゴチャゴチャ具合、どうにかならないのでしょうか・・・・・
何か工事をしているので、駅前広場から駅前の商店へ向かうのが不便になりました。
駅エリアの両サイドにある、遠くの信号へと向かう必要があります。
この工事のせいで、駅前は混雑しっぱなし!
都会では、若者がドンドン変貌して行き、日本や香港と良く似たファッションに準じて行ってますね。
でも、おばちゃんやおやじ連中は相変わらずの大らかさ。
ん?・・・腹出しおやじの輪タクが見えています。
この辺はやったら駄目なはずですが、根性有るおやじです。
案の定、身障者ステッカーが貼ってあるようですが、殆どウソで大抵は健常者です。
彼がどちらかは判りませんが、右手には、なんかものすご~い成金アクセサリーをしていますね・・・
10元で運んで、1日30人で300元。。。1ヶ月9000元・・・くらいかな~?結構高給取りの部類ですね。
荷物は一つ「40元」と言ってきました。。。
爺ぃは怒りながら交渉し、3つ80元にしました。
そんな事して、荷物大丈夫なのでしょうか・・・と思っちゃいます。(^^;
そして、小陳たちと合流し、小黄の運転で老劉宅へと向かいます。
浦東へ向かってから、夜再びここへ戻ってきますが、その様子は次のブログで~!
今日は最後の一日です。
とうとうこの日がやって来ました。
やって来るまでは、もうやって来ないんじゃないかと思った事もありました。
でも、やっぱりやって来るんですね。
部屋を明け渡したら、午後は友人宅で時間を潰し、夜のD次寝台動車組(新幹線)で北京へ旅立ちます。
先ずは午前中に、老宋へ譲り渡す家財道具の運び出しから始まりますが、その後で、
買い手に部屋を明け渡したら、その時点からここは余所の町になってしまいます。
これまでなら、当たり前のようにしてきた色々な事が、この日を境に出来なくなるんですね。
馴染みの市場(スーパー)、馴染みの散髪屋、そして馴染みの腹出し・・・(*o☆)\バキッ!
(そんなモン、北京でも見られるわい!ムード壊しおってからに!)
一つ一つが余所の世界になって行くんですね。。。
朝目覚めると、爺ぃは相変わらずグーグー寝ていますが、老宋はやっぱり裏でごそごそやっておりました。
ホテルに泊まった老劉ご夫婦が、朝からやって来るので、朝食に「ファミマのおにぎり」を買ってくる事に
しました。
馴染みの石橋からの風景・・・at Last
石橋を渡ると直ぐにあるのが聞喜路。
この聞喜路は、ここから西へ延びる短い道です。
その先に道がない場合は、標識上で「赤丸」にて表示されます。一目瞭然ですね。
上海市の道路標識を、全部このタイプに交換中なのです。
万博効果です。
(浦東や遠く以外は、殆ど交換完了しています)
さて、隣の臨汾小区前です。
トラックの西瓜売り。
白昼堂々、すっぽんぽんで、立派なおなかを見せびらかしております。
「白昼堂々」なんて書くと、なんかとんでもない事してるような感じを受けちゃいますが、
中国では当たり前で、夏になったら、男はそこら中ですっぽんぽんです。
全国共通です。
おばちゃんもおねえちゃんも、な~んの疑問も感じていません。
そう、これが日常の風景なので、疑問に思うとか思わない以前の感覚なんです。
これを習慣というのですね~。
歩いて行くと時間が勿体ないので、三輪バイクを探します。
犬の散歩は、今や社会問題。
街中どこでも見かけます。そして未処理の糞も多いですよね。
自分のゴミも片付けられない、いや、気軽に捨ててしまうような民族には、ペットを飼う資格などあるとは
思えませんが、みんなが同じ考えなので、それに気付くはずがありませんね。。。習慣・・・ですし。
三輪バイクに乗っかって、臨汾路のファミマへ向かいます。
老劉夫婦、老宋、爺ぃとこまの5人なので、おにぎり10個とタマゴスープを買って帰りました。
昨日もおにぎりとスープを買ったけど、おにぎりは毎日補充されますが、スープは昨日こまが買っちゃった
残りの3つしかなかったので、一つは味噌汁にしました。
(流石ファミマ、味噌汁もあるんですね~)
中国の朝は、こうした人が街中を掃除しています。
退職者などから、この仕事を希望する人を募ります。
さて、食事もそこそこに、老劉の機転で、荷物を空き地に出しておく事にしました。
最初はタクシー会社の2トン車を2台頼んでいましたが、どう考えても乗りそうに有りません。
近所の人や守衛さん達も、乗らないよ~と騒ぎます。
すると、守衛さんの一人が、「4トン車を知ってるよ!」と言ってくれて、早速値段を調べてくれました。
「300元で南の奥の家まで!」
これは安いかも知れません。
タクシー会社のトラックは、老宋の家までだと150元前後、2台で300元・・・と言う感じなので、
似たような金額です。そうなると、タクシー会社の方は2台に別れて面倒そうなことと、荷物の積み
降ろしは「ノータッチ」ですから、同じ価格なら、積み卸しを手伝ってくれるという4トンの方に決めました。
早速タクシー会社に連絡して断って、その4トンを頼みました。
やっぱり正解です。
積み込みは、こまも荷台に登って手伝いましたが、大きな荷台で置き方も自由度があるので、
こちらで大正解だったと思います。
荷物を積み込み、老宋がトラックに乗って家に向かう時間です。
エエ年したおっさんに、「かわいい」と言う形容が当てはまるかどうか疑問だけど、
このおやじはかわいいです。
爺ぃになじられてもニコニコ。ちょこちょこと懸命に片付けしている姿や、休憩の時、
すっぽんぽんで座っている恰好が妙に微笑ましいんです。
で、最後の最後、全て積み終わって、積み残しがないかどうかの確認で部屋に入ると、
老宋も入ってきて、こまにお金を渡そうとします。。。
こま:「你,干什幺你!?」
老宋:「こんな少ししか出せないけど、良い物沢山貰ってそのままさいならじゃ、男が廃るわい!」
こま:「もぅ~!何言ってるの!?持って行けない物を友達が貰ってくれたら、そんな嬉しいことないじゃん!」
老宋:「でも、普通の数じゃないし・・・真不好意思じゃし・・・」
こま:「いつかこまたちが上海に来て、老宋の家に行った時、見覚えのある家具なんかがあったら嬉しいし…」
老宋:「でも、、、わしの気が済まないんじゃよ!」
こま:「友達の心意気が判らないの~?以后不要做朋友幺?」
老宋:「中国男子漢應該做這様・・・(中国人の男はこういう習慣じゃし・・・」
こま:「(咄嗟に老宋の股座を鷲掴みにして)お金渡すんなら、これちょん切っちゃうから!」
漸く納得して貰って、手に持っていたお金を無理矢理彼のポケットに戻させました。(^^
意外に頑固なんですね。
気持ちだけ戴いておきますね~!
車が出るまで、老宋は落ち着かない様子でモジモジしていました。
「没関係!你用這些,東西都是活的!給了別人不見東西就死的嗎~!」
と言って、軽く抱擁してから、車に乗って貰いました。
良い友達がいっぱいで、嬉しくなっちゃいます。
(尚、写真に爺ぃが写っていませんが、小荷物を出しに郵便局へ出かけていますので居ません。)
老宋を送り出したあと、買い手の小魏が来ました。
売り手と買い手の引き継ぎです。
彼も、新疆へ兵団に借り出された両親の都合で、アクスで生活していた上海人です。
でも、「新疆」と言うキーワードは、それだけで彼らを親友にしてしまう程、
過酷な生活を強いられていた時期だったんですね。
爺ぃは兵団では有りませんが、漢族が新疆にいると、それだけで他の省とは違った苦労があるのです。
そうこうしているウチに、小陳夫婦が来て呉れました。
これからの予定ですが、先ず、こま達の北京行きの荷物を、上海駅の一時預かりに持って行き、
老劉に引き取って貰う荷物と一緒に、老劉の家に遊びに行きます。
(老宋は居なくなりましたが、閘北公園口の茶館「宋園」が有りました!)
彼の車は7人乗りのステーションワゴンですが、老劉のとこま達のとで荷物が沢山あるので、
タクシーを足して2台にしました。こまと爺ぃが、北京への荷物を持って先導します。
みんなと駅で落ち合って、小黄の運転で老劉の家へと向かいます。
(万博準備で、北京のOL準備と同じような「ごまかし」作業が盛んです。これは高架道の橋げたと
腹ですが、ペンキをベタベタ塗っているので、街中が塗料の臭いでたまった物じゃありませんでした)
高架道路を写真で見ると、できたてのホヤホヤって感じですね。
家の手続きで、散々出かけた「天目西路」周辺が見えています。
「凱旋門」のようなのが見えていますが、文字通り「凱旋大厦」で、保険用品を取り扱う問屋です。
そろそろ上海駅です。
このゴチャゴチャ具合、どうにかならないのでしょうか・・・・・
何か工事をしているので、駅前広場から駅前の商店へ向かうのが不便になりました。
駅エリアの両サイドにある、遠くの信号へと向かう必要があります。
この工事のせいで、駅前は混雑しっぱなし!
都会では、若者がドンドン変貌して行き、日本や香港と良く似たファッションに準じて行ってますね。
でも、おばちゃんやおやじ連中は相変わらずの大らかさ。
ん?・・・腹出しおやじの輪タクが見えています。
この辺はやったら駄目なはずですが、根性有るおやじです。
案の定、身障者ステッカーが貼ってあるようですが、殆どウソで大抵は健常者です。
彼がどちらかは判りませんが、右手には、なんかものすご~い成金アクセサリーをしていますね・・・
10元で運んで、1日30人で300元。。。1ヶ月9000元・・・くらいかな~?結構高給取りの部類ですね。
荷物は一つ「40元」と言ってきました。。。
爺ぃは怒りながら交渉し、3つ80元にしました。
そんな事して、荷物大丈夫なのでしょうか・・・と思っちゃいます。(^^;
そして、小陳たちと合流し、小黄の運転で老劉宅へと向かいます。
浦東へ向かってから、夜再びここへ戻ってきますが、その様子は次のブログで~!
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