耳がALHLに!? [びっくり!]
北京駅正面構内(北京総站候車楼)
こまの耳は、職業柄とでも言うのが正しいのか、職業に合っていただけと言うのが正しいのか判らないが、
30歳頃でも16.5kHzの音が聞こえていたので、音響設備の音質に関してなら、そこそこの評価能力があった。
テレビも担当していたが、当時はブラウン管テレビだったので、チューブを駆動する水平発振周波数が15kHz
だった為、普段テレビを見ているだけでも、ピーンと言う音が聞こえてしまうほどだった。
ところが、寄る年なみからなのか、五十の声を聞く頃から、音響(オーディオ)を聞いていてもしっくりせず、
最近では、そのピーン音すらも聞こえなくなり、毎日静かなものだった(まだブラウン管テレビ利用)。
しかし先日の54日間渡航時、新疆コースの最終ラウンドの或る日、莎車で右耳内の閉塞感が治まらず、3時間ほど
掛かって漸く治まった。帰国後、テレビの音がやけに奇妙で、プラスチック製の箱を軽く叩いたような小さな倍音が
乗った音質で聞こえるようになり、不審に思ってオーディオを聞いてみたが、それも音質が最悪な情況で、まるでアンプの
DCバランスがずれている時の症状に似た音だった。
暗闇に取り残されたような感覚に見舞われたものの、それでも少し経てば治るだろう・・・と言い聞かせていた。