日中ロールペーパー考/便所紙と衛生紙 [大陸情況]
テレビで、日本の「トイレットペーパー」が、水に分解しやすい構造になっていることを話していた。
それは、今始まった事でもなく、トイレにその紙を流しても「良い」のは、日本では当たり前。
そこで引き合いに出されたのが中国。
パーソナリティもゲストの芸能人も、中国の「ロールペーパー」が、「水に溶けない」と言う事に
対して、「あり得ない」という反応。
何だかなぁ。。。
日本では、トイレットペーパーでも、中国では、トイレに限って使われるものでは無い上、「便所紙」
とは呼ばず「衛生紙」と呼び、「下」だけではなく、「上」にも用いられる。その事から、この2つが
比較できない事が見えてくるはずだ。
今日は、その習慣的な違いから来るモノの違いを書いてみた。
(画像は、セルロイド製の、色んなロールペーパー用ボックス一例)
同じ「ロールペーパー」、日本では「下のモノ」であっても、中国では、日本の「ティッシュペーパー」とほぼ同じ
感覚で扱われるし、それが証拠に、ロールペーパー用の「小綺麗なボックス」が売られて居て、それにロール
ペーパーを入れて、食卓に置かれていたりする。
大抵の家庭で見られるもので、こまの上海の家にも有ったし、北京の家にも有る。
近所のスーパーにも、極普通に売られて居るし、トップの画像のように、景品や記念品としても
良く配られているのを見かける。
また、旅行や出張に出かける時でも、紙設置事情があまり宜しくない中国では、この「ロールペーパー」は、
携帯グッズとして必需品となってくる。
その番組での結論は、溶けない事から「やっぱり中国製だね・・・」と言ったような感じに収まっていたが、
日本では「溶けるのが常識」とされていても、そのまま中国に当てはめて、「溶けないのがおかしい」と
言うのは、先進国国民としては考えが乏しすぎると思うものだった。
この「ロールペーパーボックス」だが、これが結構重宝する。
中心の「芯」を抜き取って入れ、その真ん中から引っ張り出しながら使うタイプになる。
やがてその情況が定番化し、芯のないロールペーパーも沢山出回ってきた。
このボックスの蓋だが、抽出口に当たる部分には穴が空いている。そこから、ロールペーパーの真ん中から
引き出した先端部分を出しておけば、片手で使用可能なティッシュペーパーに慣れた人には少し面倒だが、
使いたい量だけ引き出し、自由な量だけ手で千切って使う形となる。この時、紙に「ミシン目」なんかがあると、
片手で作業できて良かったりする。
この入れ物を「抽紙盆」や「衛生紙盆」と言うが、キャラクターものも結構出回っている。
(合法商品なのかどうかは、今は考えないでおこう・・・)
このような「外周から抽出」するタイプもあるが、、、
真ん中からの使い勝手を知ると、このタイプじゃあ中で紙がスムーズに回転しないので使いづらい。
ボックスのティッシュペーパーが無い訳ではないのだが、コスト面でかなりの差がある為に、
円筒型ボックスを用意した、「衛生紙」としてのロールペーパーが主流となってくるのは確実。
生活面では、日本よりも中国の方が、体裁よりも先に実益面を主に考えていると感じる。
水に溶ける紙でこう言う使い方をしても、濡れなければ強度がある上に、日本のロールペーパーこそ衛生上の
問題は無いに等しいので、案外便利かも知れない。
そうそう。
新疆を旅した時、喀什(カシュガル)の面館で見た、ノスタルジックな「抽紙盆」も載せておこう!
モスクの建物調で良い感じ。イスラム調の急須ともお揃いみたいな・・・
本来、処理紙は専用ボックスに入れる習慣がある国なので、ロールペーパーは容易に溶ける必要もなく、
逆に、ある程度の強度が期待されている場合の方が多い。中国の公衆トイレでは、処理ボックスも進化
しはじめていて、自動で処理されるものも有ったりするのだ。
今までのように、蓋もない箱に捨てられ、そのまま放置された状態では、トイレから永久に臭いが消えないが、
こんなのが普及すれば解消。でも、置く場所が限られるんだろうなぁ・・・。(確実に盗難対象だし・・・)
それは、今始まった事でもなく、トイレにその紙を流しても「良い」のは、日本では当たり前。
そこで引き合いに出されたのが中国。
パーソナリティもゲストの芸能人も、中国の「ロールペーパー」が、「水に溶けない」と言う事に
対して、「あり得ない」という反応。
何だかなぁ。。。
日本では、トイレットペーパーでも、中国では、トイレに限って使われるものでは無い上、「便所紙」
とは呼ばず「衛生紙」と呼び、「下」だけではなく、「上」にも用いられる。その事から、この2つが
比較できない事が見えてくるはずだ。
今日は、その習慣的な違いから来るモノの違いを書いてみた。
(画像は、セルロイド製の、色んなロールペーパー用ボックス一例)
同じ「ロールペーパー」、日本では「下のモノ」であっても、中国では、日本の「ティッシュペーパー」とほぼ同じ
感覚で扱われるし、それが証拠に、ロールペーパー用の「小綺麗なボックス」が売られて居て、それにロール
ペーパーを入れて、食卓に置かれていたりする。
大抵の家庭で見られるもので、こまの上海の家にも有ったし、北京の家にも有る。
近所のスーパーにも、極普通に売られて居るし、トップの画像のように、景品や記念品としても
良く配られているのを見かける。
また、旅行や出張に出かける時でも、紙設置事情があまり宜しくない中国では、この「ロールペーパー」は、
携帯グッズとして必需品となってくる。
その番組での結論は、溶けない事から「やっぱり中国製だね・・・」と言ったような感じに収まっていたが、
日本では「溶けるのが常識」とされていても、そのまま中国に当てはめて、「溶けないのがおかしい」と
言うのは、先進国国民としては考えが乏しすぎると思うものだった。
この「ロールペーパーボックス」だが、これが結構重宝する。
中心の「芯」を抜き取って入れ、その真ん中から引っ張り出しながら使うタイプになる。
やがてその情況が定番化し、芯のないロールペーパーも沢山出回ってきた。
このボックスの蓋だが、抽出口に当たる部分には穴が空いている。そこから、ロールペーパーの真ん中から
引き出した先端部分を出しておけば、片手で使用可能なティッシュペーパーに慣れた人には少し面倒だが、
使いたい量だけ引き出し、自由な量だけ手で千切って使う形となる。この時、紙に「ミシン目」なんかがあると、
片手で作業できて良かったりする。
この入れ物を「抽紙盆」や「衛生紙盆」と言うが、キャラクターものも結構出回っている。
(合法商品なのかどうかは、今は考えないでおこう・・・)
このような「外周から抽出」するタイプもあるが、、、
真ん中からの使い勝手を知ると、このタイプじゃあ中で紙がスムーズに回転しないので使いづらい。
ボックスのティッシュペーパーが無い訳ではないのだが、コスト面でかなりの差がある為に、
円筒型ボックスを用意した、「衛生紙」としてのロールペーパーが主流となってくるのは確実。
生活面では、日本よりも中国の方が、体裁よりも先に実益面を主に考えていると感じる。
水に溶ける紙でこう言う使い方をしても、濡れなければ強度がある上に、日本のロールペーパーこそ衛生上の
問題は無いに等しいので、案外便利かも知れない。
そうそう。
新疆を旅した時、喀什(カシュガル)の面館で見た、ノスタルジックな「抽紙盆」も載せておこう!
モスクの建物調で良い感じ。イスラム調の急須ともお揃いみたいな・・・
本来、処理紙は専用ボックスに入れる習慣がある国なので、ロールペーパーは容易に溶ける必要もなく、
逆に、ある程度の強度が期待されている場合の方が多い。中国の公衆トイレでは、処理ボックスも進化
しはじめていて、自動で処理されるものも有ったりするのだ。
今までのように、蓋もない箱に捨てられ、そのまま放置された状態では、トイレから永久に臭いが消えないが、
こんなのが普及すれば解消。でも、置く場所が限られるんだろうなぁ・・・。(確実に盗難対象だし・・・)
所変われば品変わる
使ってみれば便利そうですね~
ティッシュより紙の消費少なそうだし(笑)
by はる(uta) (2010-07-13 07:44)
>はるさん。
便利ですよ。
クリ◎ックスやネ◎アもあるのですが、水溶性で衛生紙なので、オールマイティ[はれ2]
今の日本人的には、概念上受け入れられない要素があるかも知れませんが・・・[あせっ]
地球のエコを語るなら、そういった盲点的な生活慣習面をも見直せる感性が必須[えーっ]
ですよね~[・・・][ぴーっ]
by こまちゃん (2010-07-14 11:46)